忘れられぬ高度順応日
こんにちは、ウツボです。合宿も近づき、またその後のKY2峰遠征のこともありすぐにヒマラヤ行きてぇなんてほざいてるこのザマです。
そんな訳で、そういえば去年のヒマラヤのことをブログに書くと言ってまだやっていなかったことを思い出したので、約1年が経過しましたがこのタイミングで書こうかなと。去年アカシヤの有志メンバーで行った前代未聞のウルトラ個人山行、「ヒマラヤ·ナガルジャン遠征」
とはいえ、全て書くと日が暮れるので(もはや日が昇る)一番好きだった最後の高度順応日の景色を少し紹介。

泊まっていた場所は標高4200mのティンボチェ村。
翌日に控えたナガルジャン(5100m)のアタックに備え各メンバー自由行動で高度順応をする日。
朝外に出るとこの景色。

森林限界をとうに越え、何処を見ても絶景。

氷河。砂利や石が混じり灰色をしています。右端に見えるのは氷河の水が溶けてできた氷河湖。

さらに足を進めると、ナガルジャンの裾野から突然ヌッと巨大な雪山が現れる。プモリ(7161m)。ネパールとチベットの国境にある。この距離で見ると怪物みたいに巨大だ。そして美しい。

たまたま同じルートを別の時間帯で歩いていたボーノさん&ノバさん。前にそびえるのはアマダブラム(6856m)サンスクリット語で母親の首飾りという意味の名。コレまた美しく巨大。

そして宿に戻る道へ。ふと足を止めるとそこには自分しか居なく、氷河の水や巨峰に吹く風の音が激しく静かに「......ゴォォォ...」と聞こえます。ヒマラヤの呼吸を聞いている気分。

夜には満点の星空と天の川が広がります。
ドアを開けて空を見上げた瞬間に「天の川だ!!」とすぐに分かるほど天の川ははっきり見えます。

翌日。ナガルジャンの山頂にて。
以上、ヒマラヤの世界ちょい見せでした。
ああ早くヒマラヤにまた行きたい.. .